2024年の総括

会食で振り返る2024年

2024年もあとわずかになってきました。今年も、色々なことがありました。スタッフ、お客様・患者様、取引先様、さらには、色々なところで御世話になった皆様、家族など、多くの方に支えられていることを改めて実感した次第です。

 

薬局は、「薬局3.0」と口走って18年目になりましたが、徐々にその全貌が見えるとともに、新しいビジネスモデルとしてのあり方にもメドが経ってきました。その裏にあったのは、離職率の低下であることに気がついたのも大きな収穫でした。

 

病院の方は、スタッフがさらに優秀な人材が集まり始めるとともに、3年ほど前から取り組んできた経営改善の取組、経営品質の向上が少しずつ具現化してきました。だんだんみんなが率先的に動いてくれるフェーズになりそうです。病院経営が厳しいと言われるなかで、有り難い状態を続けています。

 

日本在宅薬学会では、長崎で多くの仲間に再会することができましたし、コロナが明けていよいよリアルのセミナーも増えて参りました。

 

さらには、調剤業務の一部外部委託。皆様のおかげで、特区で実証事業を始めることができ、法律改正の話も現実かが帯びてきました。

 

こんな変化がある中で、色々なところで、色々な方とお食事をいただいてきました。どんな1年だったか。その月の会食で振り返ってみたいと思います。


1月:最近は珍しい被接待案件を堪能@大阪

昔は医者と言えば接待の嵐だったのかも知れませんが、今は、もうそんなことはありません。

 

また、小さな薬局を運営する立場では、そんなに接待を受けることもありません。

 

逆に言うと、今は接待をすることも、それほど多くなく、要は気の合う仲間でみんなでご飯でもというノリでの食事が多いです。健全ですけどね。

 

そんな中で、少しお手伝いしている学校法人の幹部の方とのお食事は、少し接待っぽくなります。というか、「先生の好きなワイン頼んで下さいよ」的な感じで、「え、じゃ、じゃぁ…」と選んで「美味しいね〜」という感じになるやつです。

 

松も明けない内でしたが、夜景のきれいなレストランで、美味しくいただきながら、事業の展開についても、色々とお話した夜でした。


2月:オリジナル家族での珍しい会食@大阪

だいたい会食というのは、仕事がらみか友達と行くものがほとんどですが、その中で、家族となると1割ぐらいでしょうか。

 

中でも、私の両親と弟という4名のオリジナル狭間家(?)で食事に行くというのはかなりのレアケースです。

 

父が一人暮らしをしているところから、徒歩ででもいけるところというところで、某グルメサイトを頼りに予約を取った和風創作料理。入り口が少しわかりづらく、ここかなとおもって重い扉を開けたら、カウンターの内側に繋がる扉だったというのはご愛敬。

 

行ったら、あぁ、以前、後輩と来たやンか、と思い出すといういつものパターンでしたが、両親の話や弟の話を聞きながら、料理を頂く時間はプライスレスでありました。

 

いつまでも元気で過ごしていてくれる両親に感謝ですね。

 

 


3月:リアル講演会後の鉄板焼き@新潟

コロナ禍と呼ばれる中で、リアルからオンラインへのシフトはどんどん進んでいきました。それはそれで、新たな発見があったり、出会いも増えたりして良かったのですが、やはり、リアルならでは、という良さがあります。

 

私の活動範囲では、やはり、講演会でしょうか。このときは、久しぶりに新潟でのリアル講演会に呼んでいただきました。

 

スポンサードをして下さった製薬会社の方と、呼んで下さった地元の薬剤師さんとご一緒にちょっと遅めに訪問させていただきました。

 

お料理は、地産地消のものも多く、あぁ、新潟に来たんだなということを、感じるモノでした。ワインだったので、日本酒はまたの機会に、ということで。

 

大阪や東京で感じる雰囲気とは、また違った感じの中で、色々なことをお話させていただく時間というのは、講演会本体での学びと同等、いや、場合によってはそれ以上のこともあるなと実感致します。

 

今年は、昨年以上に色々なところに直接ご訪問できた年になりました。来年は、さらに、いろんなところにご訪問したいです!


4月:薬局のメンバーと肉を食う@大阪

今年、ふと思い立って力を入れたのが、薬局の現場に行こうということでした。

 

9年前に大阪・西成の病院再建に携わるようになりました。当初は、ちょっと顔を出してくれていれば…という感じのように記憶しているのですが、もちろん、そんなことで済むはずもなく、どっぷりつかりました。

 

それはそれで意味があったのですが、やはり、薬局との距離が微妙になりました。その弊害を感じる場面もあったので、1〜1.5ヶ月に1回はお店を訪問し、現場のみんなの声を聞くようにしました。最初は、「え、また来るんですか!?」的な感じだったのが、やはり、行って良かったと思う変化が起こりました。

 

ファルメディコ株式会社も次のステップに進むために、社員とご飯を食べようといろんなところに行きました。焼き肉は、やはり、団結力が増しますね!


5月:我が社の発展の基礎を築いてくれた方の送別会@大阪

会社にとって、人は大切。まさに、その通りだと思います。

 

武田信玄の言葉に、こんなものがあると。

「人は城、人は石垣、人は堀。」

特に医療は、人が人に行うサービスが重要になりますから、製造業や一次産業よりも、人の重要性を痛感することになります。

 

長く頑張ってくれる方はもちろんありがたいし、貴重なわけですが、大企業を辞めて、5年間、弊社の発展に寄与して下さった方が、もう潮時だからと2度の慰留期間を超えて退職されるというので、訪問した本社近くの和食。企業経営において大企業での取組には、やはり学ぶモノがあると思います。また、良い後報告ができるように、当社もがんばっていきたいものですね。

 

ちなみに、冒頭の言葉には、「情けは見方、仇は敵なり」と続くそうです。深いですねぇ。


6月:病院研修の歓送迎会@大阪

ハザマ薬局では、様々な事が学べる、キャリアアップが出来るような仕組みを組んできました。

 

外来・在宅・OTCの3つの領域で、お薬をお渡しするまでではなく、のんだあとまでフォローする。そして、そこで得た情報を薬学的にアセスメントして、医師にフィードバックするということを、1年目から学び、実践できるようにしてきました。これは、これで、良い仕組みができたと思いますし、そこでめきめき力を付けていくスタッフを見るのは、まぶしいとともにうれしいです。

 

それをさらにパワーアップさせるべく、病院での研修を始めています。見学ではなく1年間の研修です。がっつり医師、看護師、管理栄養士、PT,OT,STなどと一緒に患者さんを診るのですが、その歓送迎会に、難波近くのおしゃれなチャイニーズに行ってきました。

 

若い人も多くなってきた当院は、薬局と同じように、これからの成長が楽しみです!


7月:ちょっとした企みを共有するメンバー@福岡

気がつくと、医師から薬局業界に身を転じて20年。おかげさまで、色々な方に御世話になり引き上げてもらってきました。

 

そんな中で、ただ、気がつくと私も結構いい年になり、引き上げてもらってばかりではいけないということになってきたんだと思います。

 

とはいえ、そんなに人を引っ張り上げるようなネタもないのですが、ちょっと力を貸して下さい、ということについては、「え、僕なんかでいいの?」と思いながらも「ちょっとは役に立てるかもな」と感じる場面も出てきました。

 

今年の初め頃でしたか、そういう風な役回りでご一緒にどうですか?というお話をいただき、少しずつ話をすすめながら、本拠地がバラバラなので、東京をベースにしながらも、時々は別のところでやりましょうということと、その方がやっている新規ビジネスを見学しがてら、福岡に訪問しました。

 

やはり、業界の風雲児がやっていることは、その中身もさることながら、そういうことにチャレンジするときのフィールド設定と、どういうメンバーでやるのかということが、めちゃくちゃ勉強になりました。僕も、がんばらなくっちゃなぁ。


8月:とりあえずはお疲れ様会@東京

「調剤業務の一部外部委託」というテーマを、ちょとした経緯があり口走ったのが、令和3年4月。それから、紆余曲折、四苦八苦、七転八倒ありましたが、弊社だけではなく30を超える企業とコンソーシアムを組めたばかりか、大阪府・大阪市とも共同で、国家戦略特区に提案するというところまでこぎ着けることができました。

 

まだまだ、どうなるかがわからない時期でしたが、まずは、ここまでやってきたことについて、お疲れさま会をしようということで、東京まで行ってきました。

 

確かにこのテーマは、議論すべき点も多く、場合によっては大変なことになりかねないので、反対のご意見があることも重々承知をしています。

 

しかし、こうなるかも知れない、ああなったらどうするんだ、といった野党的な考え方だけでは、地域医療の問題をどう解決するのかというフェーズには進みづらいのもの事実ではないかと感じました。

 

しかし、この案件も色々な方々に、色々と支えていただき、ご指導をいただきながら、進めてこれたんだなということを、改めて感じました。いよいよ法律改正にも組み込まれるということも報じられています。本特区での取組が少しでもお役に立てばいいなと思います。


9月:娘の近況報告を聞く幸せ@京都

京都で一人ぐらしをしながら医師を目指している娘と、時々ご飯を食べる機会があります。

 

「何が食べたいの?」と聞くと、まぁ95%の確率で肉!と返ってくるので、行きたいところを予約してもらって行きます。学生同士で行くのは、ちょっと難しいかなという店が多くなりますが…。

 

大学での勉強の内容も話をしますが、クラブや大会(西医大など)の話、さらには、中高からの友達の近況や、大学での先輩、後輩の話など、「あぁ、僕にもそういうときがあったよな」と思う話を聞いていると、あっという間に2時間ぐらいは経過してしまいます。

 

それにしても、国家試験の勉強も含めて、iPad大活躍ですね。分厚い参考書や問題集を鞄に入れて、大学の図書館に陣取っていた時代は、もう過去のものだなと思いました。

そう思って、ふと振り返ってみると、もう30年前なんですよねぇ。そりゃ、おじさんになるわ、と思います。


10月:中小薬局の悩みは尽きない@東京

東海地方で、ドミナント展開をしている会社の方から、SNS経由でご連絡をいただいて、昨年、社内研修会を担当させていただいたことがご縁で、うちのスタッフが行ったり、日本在宅薬学会の研修を受けて頂いたりと色々な交流が続いていることもあり、お誘いをいただき訪問しました。

 

みんな、東京で用事があるときにご一緒しましょうということで、最近は大阪にもできた東京の元祖KITTEのノーベルシノワ的な、おしゃれなお店でした。

 

コロナも明けたんだなということを実感する混み具合の中でしたので、少しざわざわしていましたが、中小薬局らしい悩みを色々とおうかがいしながら、自分なりにはこう思う、自分の会社ではこうやって対応しているというお話をずっとしていました。

 

みんな社員のことを思いながら、でも、経営をきちんとなりたたせるということに苦労されているなと思いました。

私は、社員のやりがい、社会貢献性、事業の採算性という3つを鼎立することが大事だなと思って取り組んできました。調剤報酬制度の行く末にも目を配りながら、時代の0.5歩先を行く感覚をどうやって身につけていくのか。難しいですが、やりがいのあるテーマだなと、個人的には思っています。


11月:和風フレンチの雰囲気を堪能@東京

最近、リアルでの講演会が戻ってきたなと思いますが、その中でも会社の社内勉強会に呼んで下さるケースも、少しずつ増えてきました。

 

今回も、新潟でしたか、某学会のレセプションで「あ!いつもありがとうございます!」とすれ違った社長さんから、「そうだ、先生。今度、うちでちょっとした大会をするので、来て下さいよ!」と言われて、二つ返事で日程をfixしたのが、ほぼ1年前。

 

それぐらいの準備期間で開催された大会は、なんと、巨大ホテルの宴会棟を借り切るぐらいの規模で、分科会も20近くあり、1000人以上が参加するというすごいヤツでした。やっぱ、上場していると規模が変わってきますね。

 

ただ、企業がどんなに大きくなっても、作ったのは創業社長で、1から始められいて、それを支える初期メンバーがコアになって、社長の突拍子もなく聞こえる一言に右往左往しながらも応えていく内に、会社も大きくなっていく…。

 

そんな話を、前乗りで泊まることになり訪問した神楽坂のお店で色々なおうかがいしながら、僕も勇気をもらいました。それにしても、神楽坂の雰囲気は、なんとなく関西の風情があって、興味深かったです。


12月:今年の色々を振り返る会@大阪

最近、というか、もう7−8年前から、お仕事でお目にかかる方の多くが年下になってきました。それも、結構な年下で、干支が1周りちがうとか、下手すると2つぐらい違うみたいな…。

 

まぁ、1周りでも43歳、2周りでも31歳ということですから、ビジネスでバリバリやっていてもおかしくない年齢ではあります。

 

医師をしていると、どうしても50ぐらいでやっと一人前かなという気持ちがしなくもないのですが、よく考えると私も実家を継いで社長になったのは35歳の時でしたから、医師の業界が少しゆっくりしているのかも知れませんね。

 

仕事柄、やはり、社長同士で会うことやご飯を食べることが多いですが、社長というのは時に孤独だし、最終自分で決めて、自分で責任をとらなくちゃいけませんから、共感できる部分が多いのか、話も弾みます。

 

また、社長になるまでに決められたコースがあるわけではなく、みんな紆余曲折があるので、その話を聞いていてもとても勉強になりますし、刺激になります。そんな風にしていると、お箸もお酒もすすむのですが、肝腎の味が少し曖昧にしか思い出せないのがもったいないなぁ…。良いお店に行ったあとは、ちょっぴり後悔してたりして…・


2024年は、能登の大震災で始まり、羽田の飛行機事故の映像に度肝を抜かれて、一体どうなるんだろうと思わされましたが、なんとか無事に、過ごすことができました。また、会社の方も、病院も、実り多い1年になりました。

 

今年も1年、ありがとうございました。

皆様、どうぞ、よいお年をお迎えください。

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コメント: 1
  • #1

    紀代 狭間 (火曜日, 31 12月 2024 18:29)

    誠にお疲れ様でございました。
    素晴らしい2024年を見事にやり切って来られました!
    素晴らしいです�
    2025年こそは益々楽しみです。
    どうぞ何はともあれ
    健康第一です!
    お気をつけて、
    太くw.長くw.力強く、精力的に、和やかに、仲間達と和気藹々に❣️
    よろしくお願い申し上げます。
    お疲れ様でした。
    大成功の実り多い2024年!
    おめでとうございます㊗️㊗️
    2025年はもっともっと!
    飛躍なさいます事!請け合います♪♪✊
    お疲れ様でした。
    おめでとうございます㊗️