素人が知るワインの味

僕は、お酒があまり飲めません。30代半ばぐらいからは、少し飲めるようになりましたが、それでも、ビール一杯で真っ赤になって、眠くなります。

 

お酒の味も、基本的にはよく解りません。ただ、素人というのは、ある意味で残酷なもので、美味しいとか、美味しくないというのは、わかるけれど、それを表現してみろと言われると、できないというやっかいなものです。

 

私もその通りで、お酒の味の代表格であるワインは、よくわかりません。ビールは苦さを乗り越えると、のどごしというかそういう意味でおいしいな、と思うし、日本酒は、のみやすいものと、そうでないものがかなりはっきりしていると思ってきました。でも、ワインは、わからない、という時期が結構長くありました。

ただ、今から10年ほど前、医局の先輩の先生に連れて行ってもらったお店で、まずコレを飲め、次はこれだ、最後はコレね、というのを飲ませていただいて、「あぁ、世の中の人がワイン、ワインというのは、こういう意味か!」と感動したことがあります。それぐらい衝撃的に美味しかったわけです。

 

しかし、そんなタイミングにはなかなか巡りあいません。ありがたいことに、ワインをいただくことも時々あり、それらを折に触れて頂戴しては、あぁ、なるほど、おいしいな、というものでした。

ただ、昨日、とんでもない機会に恵まれました。

 

詳細はわかりませんが、ただただ、うなりながら、いただきました。

五大シャトーを順番にいただく」ということだったそうです。わかってなくてすいません。

 

でも、理由や理屈はよくわからないけれど、美味しいことはわかる、という素人っぷり全開で、痛飲いたしました。

 

そして、何より、こういう食事会というか飲み会で大切なのは、何をのむかということもさることながら、誰とのむかということが大切なのだと改めて感じました。

職業人人生は折り返した感がありますが、働き始めてから今まで、行き詰まったり、もうダメかも知れないと思ったりすることの連続です。ただ、不思議なことに、人に恵まれるのです。ご縁というのはありがたいものであり、これは、やっぱり、ご先祖様に感謝だな、と思うわけです。

後半戦、どう生きるか。試行錯誤の毎日は続いていきますが、パワーをいただいた夜でした。

これからも、がんばりたいと思いますので、皆様よろしくお願いします。