自然の摂理

毎日を

過ごしていても、基本的には変化はありません。

努力しても、努力しても、もう、どうにもならないんじゃないか

ということはあります。私が中学校時代。英語がわからなくなって、完全に落ちこぼれました。

マジで。be動詞を習っているときに、「みんなは、ビー動詞、ビー動詞って言うけれど、

僕は、まだ、エー動詞を習ってないもん」と焦っていました。

それなりに勉強して入った中学校で、担任の先生に、「もう、辞める?」とまで

言われましたが、なんとか、がんばりたいと、私なりに勉強しました。色々な先生にも

習いました。で、少し成績が上がり始めたころ、件の先生から、暑中見舞いの返事が

届きました。

 

種をまいても

急に花が咲くわけではありません。芽が出るまでには、土の上からは全く変化がわかりません。

芽が出てからも、茎が伸びて、つぼみがついて、花が咲くまで、必ず時間がかかります。

これは自然の摂理です。あなたが、これからの人生で悩んだときには、この自然の摂理を思い出して下さいと書いてありました。

 

今も、白いはがきに、書かれた瑞々しい万年筆の字を思い出します。

 

外科医をしていて、薬局に関わり始めたのが、平成13年。それから、10年目に入ります。最近、少しずつ芽が出てきたように思います。それなりに長かったけれど、これも、自然の摂理だったんやなぁ、と、今になって、思います。

 

家の長男も、この春、中学生になります。何十年経っても思い出すような、そんな経験を、彼にもして欲しいなぁと思います。まぁ、落ちこぼれんといて欲しいけどね。